2024年10月3日、茅ケ崎市立鶴嶺高校のボランティア塾に2回目の登壇をしました。
SDGsに関する話をしてほしいとのことで、「人や国の不平等をなくそう」や「質の高い教育をみんなに」といった文脈でやさしい日本語の話をいたしました。
今回は、前回よりも多い40名の高校1年生が参加してくれ、教室は満席でした。


私が日本語教師になり、様々な国の学習者に日本語を教えるようになったきっかけは学生時代にあります。
今まさに高校生活を送っている学生たちに、想いを伝える機会をもらえるのは、とてもありがたいことです。
50分という限られた時間の中で、多文化共生とやさしい日本語の大切さを感じてもらうために
日本で暮らしている外国人について、私がやさしい日本語を始めた理由について、じっくりとお話しました。
最後は恒例のやさしい日本語カードゲームを使った練習。
ゲーム形式なので、楽しい雰囲気で気軽に取り組め、しっかり練習することができます。
柔らかい頭でやさしい日本語の説明を考えて発表してもらいました。
若い皆さんが多文化共生を担ってくれると、これからのますます多様化していく未来も安心です。


参加してくれた学生から頂いた声を一分ご紹介します。
・どれだけ勉強していても難しい日本語が分からない人がいるというお話を聞いて、他言語は難しいことも多いから、やさしい日本語を学んで、いざという時に使えるようなることが大切なんだなと思った。
・外国人が困っているのを見たら日本語で話してみようと思った
・外国人と話す時は英語じゃないとダメだと思ってたけど、多くの人が簡単な日本語は分かるみたいなので、日本語で声をかけてもいいと思うと、少し国際交流に興味が持てる
・英語が話せなくても、優しく、易しい日本語で話せば外国人と繋がることが出来る、というお話に感心した。日本に住んでいる外国人と話してみたいなあと思った。
・外国の人にどうやったら日本語が通じるのかとか会話の取り方とか色々勉強になった
・やさしい日本語カードゲームは日本語のコミュニケーション方法としてとても独創的だと思います