2024年9月8日(日)横浜市金沢区並木地区で「やさしい日本語講演会」を行いました。
並木地区では、年々外国人住民の数は増えており、ご近所さんとして外国人の方と出会う機会も多くなっており、
その分、うまくいかない場面も生じているとのことでご依頼をいただきました。
安心して、外国人住民と話すことができるように、やさしい日本語の講演を行いました。
約50名の民生委員、自治会、防災役員、社協職員、住民の方が参加され、共にやさしい日本語を学びました。
講演は、「わからない体験」からスタート
言葉が不自由な外国でもし、災害にあってしまったら、どんな気持ちになるか
言葉がわからないと、どんなことに困るか、体験してもらいました。


この体験から、「日本に住んでいる外国人が感じている不安と孤独によりそう気持ちが大切である」と気づいたという声を頂戴しました。
わからない気持ちに気づいた後は、どのような日本語で話したら外国の人に伝わりやすいのか
やさしい日本語の特徴やハサミの法則について学びます。
最後は、「やさしい日本語3文クッキング」で、実際にやさしい日本語で話す練習。
ペアになって、やさしい日本語で伝える練習をしました。
実際にやってみることで、普段自分が話している日本語がいかに長くて、複雑か気づいた方が多かったようです。
是非、学んだことをいかして、地域の外国人住民と交流していってほしいと思います。


最後に、今回のアンケートで頂いた声をご紹介します。
・外国人から見た日本語の難しさ、「わからないこと」について教えていただいた後
どのように話せばよいか コツをわかりやすく 楽しく教えていただきました。
とても勉強になり、感動いたしました。
・初めて知る事ばかりで とても参考になりました。
・日本の言葉を分かりやすく言いかえるのは むずかしいと思いました。でも、
わかりやすく言えば多くの人が正しく理解できて、ともて良いと思いました。
・とても参考になることが多くて、来て良かったです。クイズなど楽しみながら学べました。
・やさしい日本語で説明するのは いかにむずかしいか わかりました。
子供達に教える時にも すごく役に立ちます。
・自己紹介を短い文でする実習をしてみて、いかに自分が長い文で話したがって
いるのかを実感しました。
外国の方(日本語が難しい方)には なるべく短い文でカンタンに話すよう
心がけようと思いました。
・外国人の方にやさしい日本語 ハサミの法則で、一番はやさしい気持ちで接することを
心がけていきたい。
・わかりやすかった。短い文章という考えが参考になった。「はさみ」意識します。
今回の主催は並木地区で活動されている、「にほんごをはなそう」さん
並木地区で外国人の方と日本語で交流してみたい方は是非問い合わせしてみてください。
本講演は,主催:にほんごをはなそう 共催:金沢シーサイドタウン地区社会福祉協議会、富岡東地域ケアプラザ、協力:金沢国際交流ラウンジ にて行われました。