藤沢市立長後中学校 職場インタビュー

3月1日、藤沢市立長後中学校の総合学習のインタビューをお受けしました。
総合学習では、SDGsに取り組む藤沢市内の企業を訪問し、インタビューを行っているとのことです。

質問と回答の一部を、ご紹介します。

①仕事ではどんなことをしていますか

外国の人にわかりやすい「やさしい日本語」を、日本人に教える仕事をしています。
日本に住んでいる外国人は約280万人、そのうち約63%は簡単な日本語がわかります。
外国人が働く会社の日本人に対して、にやさしい日本語講座をしたり、 外国人妊婦の対応をする助産院向け講座をしたりしています。

②日本に住んでいる外国人は、どんなところで困っていますか

日本人なら当たり前に受けられるサービスでも、言葉の壁が原因で受けられない人たちがいます。
例えば、SGDs目標 3「すべての人に健康と福祉を」について、病気やけがをしたとき、日本語がわかれば問題なく病院に行くことができます。でも、もし日本語がわからなかったら?どこの病院へ行けばいいかもわからないし、病院へ行っても医者に話もわかりません。
SGDs目標4「質の高い教育をみんなに」については、日本語力が十分ではない外国ルーツの子どもは日本人よりも不登校になりやすいです。授業についていけないこと、文化の違いから悪目立ちしてしまうことなどが理由として考えられます。

③目指している「持続可能な社会の実現に向けて、私たち(中学生)や、地域・家庭にできることは?

<知ること>
身近なところに外国人がいることにに気づくことが大切です。
また 外国人といっても色々な人がいることを理解しましょう。
<言葉の壁>
相手にとって、わかる言葉、心地いい言葉が何かを考えてみましょう。外国人=英語だと決めつけないことが大切です。日本にいるなら、まずはやさしい日本語で話してみましょう。
<心の壁>
日本語を勉強して、日本に住んでいる外国人は、日本人と仲良くしたいと思っています。怖がらないで、話してみてください。

④これからどんなこと(活動、意識、習慣)が必要でしょうか?

世界は繋がっています。日本人だけ、日本だけでどうにかなる世界ではありません。  
違う価値観、違う考えを持っている世界の人と、協力していくためにはコミュニケーションが必要です。  
グローバルに活躍できる人=英語ができる人ではありません。
・共通言語がなくても、伝えあおうと努力できる人こと
・考えが違う人とも、けんかしないで、話合いで解決できること が大切です。
  目の前にいる人と、ゆっくり丁寧にコミュニケーションしてみましょう。

湘南やさしい日本語プロジェクトは、学生の皆さんからのインタビューをいつでもお受けしています。
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