神奈川県には約23万人の外国人が暮らしています。

湘南エリア(藤沢市、鎌倉市、茅ケ崎市、平塚市)には、そのうち15000人位が住んでいます。

出身国は、中国、韓国、ベトナム、フィリピン、ブラジル、ペルー、アメリカ、インドネシア等…様々です。

「外国人=英語」と思う人がとても多いですが、実際には英語圏ではない人がほとんどです。

コミュニケーションの選択肢を増やそう

在日外国人の母語は様々です。

英語、中国語なら、話せる日本人もいそうですが…ベトナム語、ポルトガル語が話せる人は多くありません。

では、いったい何語でコミュニケーションしたらいいのでしょうか。

答えは「日本語」です。

日本に住んでいる外国人は、日本語を勉強していたり、生活の中で身につけたりしています。

英語よりも、中国語よりも、日本語が通じるのです。

でも、日本人が普通に話す日本語は難しいです。

中には日本語がペラペラの外国人もいますが、初級レベルの人には伝わりません。

そこで、外国人に伝わりやすい日本語表現「やさしい日本語」が活躍します。

外国人が日本語ペラペラになるためには、1200時間はかかると言われています。

でも、日本語を母語とする日本人なら、ほんの数時間「やさしい日本語」のキホンを学べば、ある程度外国人に伝わりやすい日本語で話せるようになります。

外国人の日本語が「上達するまで待つ」のではなく、「今すぐ交流できるようになる」
それを叶える選択肢が、「やさしい日本語」です。

「違うっておもしろい」と思える社会にしよう

ふだん外国人と接する機会がないと、「アメリカ人=○○」「中国人=〇〇」のように大きなカテゴリーでまとめてしまい、違いばかりが目立ってしまいます。
そして時には、違いに寛容になれず、距離を取ったり、攻撃したりしてしまいます。

一方、自分を「日本人」「社会人」「男/女」の枠に押し込み、はみ出さないように必死な人もいます。
同質的な社会で「同じでなければ怖い、違うって変」という意識が、自分を苦しめているのです。

コミュニケーションの選択肢を増やして、多様な人と関わることで、外国人も日本人も、実は考え方や好みが様々だということがわかります。

また、私たちと同じようなことで悩んでいたり、同じようなことに喜びを感じていたすることもあります。同じというのはやはり、嬉しいものです。
一方で、思い付かないような方法で悩みを解決していて、驚かされることもあります。

「違うって変」 という意識を、「違うっておもしろい」に変えていくこと。
それは多様化社会で1人1人がイキイキ暮らすヒントになるかもしれません。

言葉と心のバリアフリーで、多様性をチカラに

やさしい日本語だけが答えではありません。
でも、やさしい日本語には可能性があります。

「今、目の前にいる人に伝わるように、丁寧にコミュニケーションしよう!」
1人1人がそんな気持ちを持つことで、言葉の壁、心の壁を壊し、
結果として1人1人が持つ多様性がチカラに変わってていく。

そんな未来を叶える選択肢の1つが、やさしい日本語です。